今、人生ではじめてエリック・クラプトンの曲を聞きながら作業をしています。
なぜ、エリック・クラプトンの曲を聞きたくなったのか…。
それは、あるエピソードを知ったからです。
このエピソードは、山口達也さんがアルコール依存症になり、強制わいせつで書類送検されてしまったことに関係があります。
私は、エリック・クラプトンを見習うことで、山口達也さんが復活できるのではないか、むしろ山口達也さんだけにしかできないことがあるのではないかと考えています。
エリック・クラプトンのエピソード
エリック・クラプトンは、イギリス生まれの世界的に有名なミュージシャン・ギタリストです。これまでに何度もグラミー賞を獲得しています。
そんな大成功を遂げているエリック・クラプトンですが、私生活では親友ジョージ・ハリスンの妻との結婚と離婚、薬物やアルコール依存症、息子がNYの高層アパートから転落死するなど、辛い体験に見舞われることが多く、それでも今では見事なカムバックを果たし、第一線で活躍されています。
エリック・クラプトンはドラッグ・アルコール依存症だった
エリック・クラプトンは1945年3月30日生まれ。1970年代まではドラッグとアルコールの人生だったといいます。
米英のジャズ、ブルーズ、ロック界は、ドラッグが当たり前のように蔓延していて、むしろやっていない人を探す方が難しいレベル。
例外なく、エリック・クラプトンもドラッグとアルコール漬けで、女性関係もまさに「手当たり次第」。
エリック・クラプトンはアルコール依存症を克服した
そんなエリック・クラプトンですが、AA(アルコール依存症者の自助グループ)やRAでの12段階のプログラムの取り入れや、人に勧められて始めた農場仕事などを行うことによって、ドラッグの一種であるヘロインを断つことに成功。
しかし、アルコールは相変らず呑んでいました。
その反動もあってか、アルコールの摂取量が多くなっていき、ついに正式にアルコール依存症の宣告を受けることになりました。
ここでエリック・クラプトンは断酒の決意し、サイド、AAのプログラムに参加し、再飲酒を繰り返しながらもアルコール依存症を克服したといいます。
アルコール依存症を克服するための施設を立ち上げた
ここからがエリック・クラプトンの凄いところなのですが、その後、彼は私財を投じて『クロスロードセンター』というドラッグ及びアルコール依存症の更生診施設を設立しました。
また、この施設への募金を募るために、クロスロード・ギター・フェスティバルというチャリティコンサートを何度も開催しています。
自分と同じ苦しみをしている人を救う
エリック・クラプトンの凄いところは、自分と同じ苦しみを持つ人達を救おうとアクションを起こしたところです。
しかもそれは、自分が有名人であるがゆえに効果的な取り組みです。
一般人がこのようなアクションを起こしてもなかなか情報が広まりません。
有名人だからこそ、そして、過去にこのような経験をした人だからこそ、できることがあるんだと感じました。
エリック・クラプトンのエピソードをもっと詳しく知りたい方は…
エリック・クラプトンは、2008年に自伝を発表していますので、興味のある方はぜひ。
親友G・ハリスンの妻との恋、息子の死、ドラッグとアルコールに溺れた日々…。苛酷で数奇な音楽人生を赤裸々に綴った、最初で最後の自叙伝。
(出典:amazon)
日本におけるアルコール依存症の患者数
アルコール依存症で苦しんでいる人は、山口達也さんだけではありません。
2003年に実施された全国成人に対する実態調査によると、飲酒日に60g(純アルコール量として)以上飲酒していた多量飲酒の人は860万人、アルコール依存症の疑いのある人は440万、治療の必要なアルコール依存症の患者さんは80万人いると推計されています。
(出典:厚生労働省)
厚生労働省の発表によると、治療の必要なアルコール依存症の患者数は80万人とのことです。アルコール依存症の疑いレベルですと、なんと440万人にものぼります。
アルコール依存症の苦しみや問題
アルコール依存症になるとどのようなことが起こるのでしょうか?
一番やっかいなのは、アルコール依存症本院だけの問題ではないということです。
一番身近で迷惑がかかるのは、やはり家族でしょう。
アルコール依存者を立ち直らせようと、飲酒をやめさせようとすると、依存者はあらゆる手段を使ってお酒を飲もうとします。暴言だけではなく、時には暴力につながるケースもあります。
依存者が引き起こすトラブルがさまざまなところで発生するため、近所から家族が非難されてしまうこともあるでしょう。
今回の山口達也さんが引き起こしてしまったことも、本人だけの問題ではなく、被害者、家族、TOKIOのメンバー、スポンサー企業、所属事務所、ファンのみなさん、福島県のみなさんなどなど、その影響の範囲はとどまることを知りません。
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有名人だからこそ、自分が問題を起こしてしまうと、誰に迷惑がかかるのかを自覚する必要があると思います。
山口達也が今後すべきこと
しかし、起きてしまったことは事実。
これからどう頑張ってもこの事件をなかったことにすることはできません。
では、どうするか?
私が思うに、山口達也さんしかできないことがあると思います。
たとえば、エリック・クラプトンのようにアルコール依存症患者を救うことです。
もちろん、今回の被害者の許しを得ることが大前提です。
本当に反省をするのであれば、まず自身が今回の事件の原因の1つであるアルコール依存症と向き合い、克服するための努力をすること。
そして、その経験を活かし、現在アルコール依存症で苦しんでいる本人、家族のために更生の手助けをするなどという具体的なアクションをとってもらいたいなと思います。
まとめ
山口達也さんが犯してしまったことは決して許されることではないと思います。
だからこそ、TOKIOメンバーの長瀬智也さんがコメントでおっしゃっていたように「何ができるかを考えていく」ことが大切で、そして行動することが、もっと大切なんだと思います。
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