日本大学のアメフト部の選手が試合中に、悪質なタックルを相手選手に行い、全治3週間のケガをさせたとして、被害者の父親である奥野康俊さんが被害届を提出しました。
これを受け、危険なタックルを行った日大のアメフト選手・宮川泰介さんが5月22日、記者会見を行いました。
宮川泰介さんは、リスクを冒してでも顔を出し、実名で会見を行いました。
その理由は、「顔を見せない謝罪は、謝罪ではない」という思いから。
会見の冒頭にこのような説明があり、心をグッと掴まれました。
宮川選手がかわいそうという声も数多く挙がっています。

そして、宮川泰介選手の記者会見の様子を見ると、非常に純粋な気持ちが伝わってきました。
ウソを言っているような雰囲気は微塵もありません。
日大アメフト部・宮川泰介選手の記者会見動画
そして、会見中にも話題に挙がりましたが、日大の宮川泰介選手が反則プレーの後に、泣き崩れていたということは知っていますか?
「反則プレーをした超本人がなぜ?」と思いますよね。
今回は、日大の宮川泰介選手の涙の真相について解説したいと思います。
宮川泰介選手が実名で勇気ある謝罪会見を行っている一方で、日大の内田正人元監督は、監督辞任を表明したものの、未だに反則プレーの指示を認めていません。
今後、どのような態度をとってくるのか、こちらも注目ですね。
それではまいりましょう。
日大選手・宮川泰介がプレー後に泣き崩れていた…その理由は?
反則の日大選手、声を上げて泣いた 記者が見たあの試合(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/XreG6ACfYL @YahooNewsTopics
— ソイエバ編集部 (@soieba_editor) 2018年5月22日
日大の宮川泰介選手は、3度の反則プレーの後、退場処分を受けました。
処分を受けた後は、ベンチの奥にある負傷者用テントにいました。
その負傷者用テントの中で、なんと宮川選手は大号泣していたとのこと。
なぜ、反則をおかした側の選手が泣き崩れなくてはならないのか…。
その理由は、宮川泰介選手の記者会見で明らかになりました。
宮川選手の涙の理由
退場したとき、ことの重大さに気づき、涙が出てきた
退場の処分を受けたとき、ふと我に返ったんだと思います。
宮川選手は、本来心優しい性格。
「なぜこんなことをしてしまったんだ…」という身体中から湧き出す後悔の念に、耐えきれず涙してしまったんです。
なぜ反則プレーを行ってしまったのか?
宮川選手は、会見では最終的には自分がタックルしたので「自分が悪い」と強く言っていましたが、内田監督・コーチの指示があったからと断言してもいいでしょう。
宮川選手の会見からは、正直で素直な性格であること、そして、他人に責任を押し付けることができないということが伝わってきました。
宮川選手が反則プレーをしてしまった経緯は以下のとおりです。
反則プレーの経緯
- 監督・コーチから「宮川はやる気がない、闘志がない」と言われ、スタメンから外されていた
- 監督・コーチから「相手のQBを潰すなら出してやる」と言われていた
- コーチから「相手のQBをケガをしたらこちらが楽だろう」と言われていた
- 試合に出る直前にコーチから「(反則を)やらなきゃ意味ないよ」と念押しをされた
- 試合に出ることになり、反則プレーを行い、退場になった
- 退場した途端、ことの重大さに築き、涙が出てきた
つまり、本人は本来反則プレーなんてやりたくなかったんです。
今回の会見で宮川選手が勇気を出して真実を語ってくれたことは、非常に大きな意味があったと思います。
内田正人監督は何を考えているのか…
宮川選手の会見を見たあと、内田正人監督の空港の会見を思い出すと「あれはなんだったんだ…」と呆れた感情が芽生えてきました。
このまま宮川選手が会見を行わなければ、内田監督は「自分の教え子に罪をなすりつけようとしていた」ということになります。
考えただけでもゾッとしますね。
しかも、日本大学というマンモス校のトップ2ですよ。
宮川選手の気持ちを思うと、こちらが泣けてきます。
ここ数日間は本当に苦しく、悩んでいたんだな…と。
内田監督と今回の事件の時系列を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
日大は早急に対応すべき
日大は、学校として自分の生徒がこのような状況に陥っていることを認識し、被害者の方、そして家族、関学大のアメフトチーム関係者、宮川選手とその家族が納得のいくような責任のとり方を検討してほしいです。
宮川選手に対し、被害届を提出した奥野康俊さんについてはこちら記事にまとめています。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。