関東学生アメリカンフットボール連盟の規律委員会が記者会見を行いました。
会見では、日大アメフト部の内田前監督と井上前コーチの除名、そして森ヘッドコーチの資格剥奪の処分を発表しましたが、それ以外にも新事実を公表しました。
関東学生連盟の規律委員会が公表した新事実とは?
それは、5月9日の試合(危険タックルがあった試合)の直後に、内田前監督に取材をした記事の内容ですが、これまで公表されていたのは、あくまで要約版にすぎなかったということです。
本来、「内田前監督は反則プレーについてもっと具体的なことを話していた」という新事実です。
今回は、その新事実についてみていきたいと思います。
それでは参りましょう!
内田前監督が話した内容とは?
まずは、要約版がどのような内容だったのかをおさらいします。
要約版
「力がないから厳しくプレッシャーをかけている。待ちでなく攻めて戦わないと。選手も必死。あれくらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」
次に、本来、内田前監督が話していた内容を見ていきます。
取材陣が、内田前監督に「(反則タックルについて)あれはやりすぎだったのではないですか?選手がはき違えてしまったのではないですか?」と聞いた所、このように回答したとのこと。
本来、内田前監督が話していたこと
「はき違えたというより、僕が相当プレッシャーをかけて、そういう方向に持っていっている。それが反則であるというならば、これは僕の責任、僕のやり方。当該選手はよくやったと思う。もっとイジメますけどね。反則をしちゃだめよ、というのは簡単なこと。もっとやってみな。そう思いますよ」
記者があえて「はき違えたのでは?」と聞いたところ、内田前監督本人が「その方向に持っていっている」と回答しています。
つまりこれは、内田前監督が自分で「指示した」と言っているようなものです。
また「反則をしちゃだめよ、というのは簡単なこと」というコメントもありますから、これは完全にアウト。
内田前監督の謝罪会見では、「ルールを守るのが大前提」と言っていましたが、それとは真逆のコメントになります。
ただ、今回の真実を内田前監督に指摘したところで、きっと…
「あのときは、学生を守るために言った。自分が悪役になろうと思った」
なんて言うんでしょうね。
まとめ
- 関東学生アメリカンフットボール連盟の規律委員会が内田前監督の発言について新事実を発表した
- その内容は、「宮川選手が指示をはき違えた」という説明と矛盾するもので、内田前監督が指示をしたということを裏付けるものだった
ここまで証言が出ているのに、内田前監督は反則タックルの指示を認めていません。
ある意味すごいです。