はじめはナメてました。武田鉄也のポッドキャストなんて
ポッドキャストが便利ということに気づいてから、ちょくちょくいろんな番組を聞いております。
おもに、リラックスのために芸人のポッドキャストを聞いていました。
ポッドキャストには人気番組のランキングがありまして、僕がよく聞くカテゴリはコメディですので、
ふとそのランキングを見てみたところ、「武田鉄也・今朝の三枚おろし」という番組が1位になっていました。
なぜ、武田鉄也が・・・。しかも、コメディというカテゴリで。
すごく違和感を覚えました。
なぜ、おぎやはぎやバナナマンよりも、武田鉄也が人気なのかと。
なぜ、爆笑問題やトータルテンボスよりも、武田鉄也が人気なのかと。
「いったいどんな番組なんだ?」と気になりまして、ついに試聴してみました。
すると、なんということでしょう。
1分後の僕は、この番組のファンになっていました。
僕が「武田鉄也・今朝の三枚おろし」のファンになった理由
僕がこの番組のファンになった理由は、いくつかありますが、まとめるとおそらく以下のようなことになるんじゃないかと思います。
- 1回分の放送を聞くだけで1冊の本を読む以上のことを学ぶことができる
- 武田鉄也さんのトークが情熱的でひきこまれる
- リズムがよく、聞き飽きない
1回分の放送を聞くだけで、1冊の本を読む以上のことを学ぶことができる
毎週、1冊の本をテーマに、武田鉄也さんの見解を聞くことができます。
僕がこのポッドキャストを聞いて、まず感じたことは、自分で1冊の本を読むよりも、多くのことを学ぶことができるという点です。しかも、30分という短時間で。
本当に密度の高い時間を過ごすことができます。
武田鉄也さんが、1冊の本をテーマに、重要な部分をピックアップし、武田鉄也さんの観点で解説をしてくれます。その解説には、あらゆる事象の背景が踏まえられているので、非常にわかりやすく、勉強になります。聞いていて、スぅーーーーと、自分の心に入ってくるような感覚です。
しかも、そのテーマになる1冊というのが、自分ではまず選ばないような本であることが多く、教養が広がります。僕が自分で本を選ぶ場合、どうしてもマーケティングやWEB技術など、テーマが偏ってしまいがちなのですが、この番組で取り上げられる本は、哲学や心の持ち方、時事問題などが多いように思いますので、僕にとっては視野を広げるのに役立つように感じます。
武田鉄也さんのトークが情熱的でひきこまれる
そして、次に、武田鉄也さんのトークのおもしろさ、情熱がハンパないです。
なぜ、こんなに抵抗感なく聞き入ることができるのだろう?
それを考えたときに、武田鉄也さんのトークは台本で言わされているのではなく、本心で伝えたいことを伝えているからだと思いました。なので、ストレートにズバンと心に入ってきます。トークの抑揚が心地よいです。
こんな風に営業されたら、買ってしまいます。
そう、僕は、この番組で紹介されていた本をすでに購入してしまっていました。
どうしても、その本が読みたくなってしまったのです。
それは、「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 」という本なのですが、amazonで買ったので届くのが楽しみです。
この本は、今朝の三枚おろしの「2013年4月1日」の回と「2013年4月8日」の回で、2週にわたって紹介されていました。
僕は、このポッドキャストで思わず、涙してしまいました。それほど、武田鉄也さんは情熱的で、伝わるものがありました。
このあたりの話は、いつか別の機会に書きたいと思います。
リズムがよく聞き飽きない
もともとは毎朝短い時間で放送しているラジオ番組で、その1週間分をギュっとまとめてくれているのが、ポッドキャストになります。そのため、ポッドキャストの1回分は約30分なのですが、たぶん10分しないくらいで区切りが入りますので、すごくリズムがよく、飽きがきません。(少なくとも僕は)。
いいタイミングで、「タッタッタ!」とまな板の上で包丁をたたく音がしてくれます(←この効果音については、一度「今朝の三枚おろし」を聞いていただければわかると思います。)
聞いて損はない番組、「今朝の三枚おろし」
こんなに濃厚な情報を、手軽に、そして無料で得られる方法は、なかなかないんじゃなかと正直思います。
自分に合う、合わないはあるかと思いますが、僕としてはオススメです。
よければ、聞いてみてください、「今朝の三枚おろし」。
特に聞いてほしいのは、「2013年4月1日」の回と「2013年4月8日」の回です。