「なんだか疲れがたまりやすい」、「休んでもすっきりしない」などの症状はありませんか?
この原因は、もしかすると体内時計のズレかもしれません。
つまり、日本にいながらの「時差ボケ」です。
体内時計のズレに要注意!
体内時計にズレが生じると、生活のパフォーマンスに著しく影響を及ぼすということが、最新の研究報告で明らかになったそうです。
体内時計にズレが生じると、判断力、思考力、集中力、記憶力が低下します。
実際に、アメリカの野球チームの勝率を過去40年間調べてみると、移動が少ない試合の勝率は62%だったのに対し、飛行機で移動しなければならない場所での試合は、42%だったとのことです。アメリカの場合、東海岸と西海岸では、約4時間の時差があり、時差ボケが生じてしまうと、選手のパフォーマンスが下がることがわかります。
体内時計は2種類ある
体内時計は、「親時計」と「子時計」の2種類が存在します。
親時計とは?
親時計は、視交叉上核(しこうさじょうかく)といって、目と鼻の奥の方に存在し、睡眠と光によってコントロールされています。
子時計とは?
子時計は、全身の細胞60兆個すべてに存在し、食事を摂取するときによってコントロールされています。
体内時計を正しく刻むには?
睡眠のゴールデンタイムは、夜22時から2時の間で、メラトニンという免疫力や抗酸化力を高めるのに必要なホルモンが最も多く分泌される時間帯です。この時間帯に部屋を真っ暗にして寝て、睡眠時間を7時間前後にすることが理想的なんだそうです。
そして、朝日を浴びることで、体内時計はリセットされます。
つぎに、朝食を食べること、3食をなるべく決まった時間にとることが、体内時計がズレにくくなるポイントです。
寝るのが、深夜2時過ぎだったり、朝食を食べたり食べなかったりする生活が続くと、体内時計はズレます。
つまり、日本にいながらにして、「時差ボケ」が発生します。
体内時計がズレると、前述のとおり、パフォーマンス(判断力、思考力、集中力、記憶力)が低下します。
心身ともに疲弊しきった「慢性疲労症候群」の原因も体内時計のズレが大きな原因になるらしいので、規則正しい生活を送りたいものです。
体内時計を守るコツのまとめ
- 夜22時から2時の間が睡眠のゴールデンタイム
- 睡眠時間を7時間前後確保する
- 朝日を浴びることで体内時計はリセットされる
- 朝食を食べる
- 一日3食をできる限り決まった時間にとる