猪瀬都知事の徳洲会問題について、いよいよ「百条委設置」が具体的に検討されることになりました。
百条委設置についてわからない方は、「猪瀬都知事 百条委設置とは」という記事にまとめましたので、こちらをご覧ください。
さて、猪瀬都知事が徳洲会から5000万円を借りたという問題について、なぜこんなに話題になっているかというところ、つまり、今回の問題点について、かんたんにまとめたいと思います。
猪瀬直樹知事の徳洲会に関する問題点
いろいろネットで調べてみると、猪瀬直樹知事の問題点は1つではなく、いくつかあるようです。
公職選挙法違反(虚偽記載など)容疑
猪瀬直樹東京都知事が徳洲会グループから5千万円を受け取りました。
そして、問題なのは、その5000万円が選挙運動費用として猪瀬直樹東京都知事が5000万円を受け取ったとすると、選挙運動費用収支報告書に記載しなかったのが問題になります。政治家は、選挙運動費用の詳細を報告書にもれなく記載しなければならないのです。
この問題を東京都内の市民団体は、猪瀬直樹東京都知事と徳洲会グループ創設者の徳田虎雄元衆院議員、および虎雄氏の次男の徳田毅衆院議員の3人について、公職選挙法違反(虚偽記載など)容疑での告発状を提出しました。
現在、苦し紛れかとは思いますが、猪瀬直樹東京都知事は、その5千万円については、あくまで「個人の借り入れ」と説明しています。選挙運動に充てる目的はなかったとして、この問題をすり抜けようとしています。
事務員さんの人件費の問題
猪瀬直樹東京都知事が、選挙運動の際に雇っていた事務員さんたちの給料(人件費)を支払っていなかったという問題です。支払っていなかっただけではなく、昨年12月の知事選の「選挙運動費用収支報告書」に、事務員さんたいtの給料が人件費として記載されていたので、もし、事務員さんたちに給料を支払っていないとなると、虚偽記載などの疑いで、公職選挙法違反となるとのことです。
政治家という職業について
少し話は変わりますが、とあるラジオで子供たちに対して「将来の夢は?」というアンケートをとった結果、上位に「政治家」という職業が日本ではまったく入ってこないという話をしていました。
それを聞いた瞬間になるほどな~~~と、妙に納得してしまったのを覚えています。
政治家というと、いつも悪いことをして取り上げられているイメージがあるので、「政治家=悪」みたいなことになってしまっているのかもしれません。
もちろん、まじめの日本をよくしようとして頑張っている人も多いと思います。
しかし、このような問題で、そうやって頑張っている人たちの足を引っ張るようなことを、東京都の長という立場の人がやってしまって、果たしていいのでしょうか?
政治家という職業は、日本を変えることができる、スゴイ職業だと思います。
今度は、問題点がニュースになるのではなく、輝かしい実績で話題になることを祈るばかりです。
せっかく、東京五輪招致も成功したというのに・・・。
もったいないです。